2012.06/28(Thu)
611番地。
「611番地。」
~自分の酒屋という仕事としての原点や始まりは何だろう~
これを自問自答した時に、この一本は避けて通れない。
もっと言うなら「611」という番地になるのかも。
今から約14~15余年前。自分は小学校の頃。
年に2度、行く場所があったそれが「611番地」。
春は田んぼで田植えをし、秋は稲刈りをする。
その時代は育った稲が山田錦で、酒米になって、、、
何て事は知ることも無く、1日の遠足気分で楽しんでた事を覚えている。
(遠足気分なのは、今でも全く変わらないが^^:)
春の田植え終了後は、横の川で川遊びや裏の山で遊ぶ、
秋は刈った後の田んぼで同世代の地元の子や他の酒屋の子らと野球をする。
下手だったから、川へとゴムボールを打ち込んだことも。
その横で親父は酒を呑みながらガンガン酒屋談義をしてた・・・と思う(笑)
ただの呑み会だったという説も大いに有り(笑)
その頃の酒蔵内のイメージなんて、遊ぶ方が忙しくてあんまり覚えてないが
決してキレイでなく、薄暗く。入り込むのが怖い位だった。
酒蔵に行くと、色んな人が居たが、遊んでくれたお兄さんが居た。
その当時から「健蔵っ!」と呼び捨て(笑)
下手なバドミントンに付き合ってくれた。
今考えても、そのお兄さんを強烈に覚えている。
時代と共に生活スタイルも変わり、611からは足が遠くなった。
自分も中学~高校~就職と目の前が忙しかった。
20歳を過ぎ、自分の職業が「酒屋」という肩書きが付いた頃、
ふと「611番地」を思い出した。
あの場所に行ってみたい。そう思った瞬間があった。
約10年の空白。初めて自分一人で「611番地」に行った。
何も変わらず、自分を出迎えてくれた。何だかホッとした。
変わったといえば、田植えに参加するメンバー。
縁が遠くなった方もいれば、新しく常連参加する酒屋さんも。
そして何より、一緒にバドミントンをしてくれたお兄ちゃんが
社長&杜氏となり、全国的な支持も得る旨い酒を醸す立場になって再会した事。
「自分が生まれ育った地元の田んぼの番地ごとの米で、
田んぼの番地ごとの酒」が出来ないか。
再会した時期から、社長が常々言っていた言葉。
その言葉が「番地シリーズ」として形になりリリースされて数年。
「米作りから始まる1つのストーリーの完成形、
蔵元しての証であり、全商品の中でのピラミッドの頂点。」
子供の頃は遊ぶのみだった611の田んぼも山田錦だとキチンと理解し(笑)
薄暗くて怖くて入れなかった蔵の中では何が行われているか。
まだまだ勉強不足だけど、体験し体感している。
違う目線だけど同じ様に楽しく場所に立っていられる。
本当に社長には感謝しています。相変わらず「健蔵っ!」だけど(笑)
アルコール業界も多種多様に渡っている現在、
特に自分が「地酒」という枠で仕事をし、生活をしています。
ご縁があり、全国の沢山の旨い酒に囲まれて笑売出来ている。
本当に嬉しい事です。
これも間違いなく自分の611体験がある事。原点なんだなと。
当店の中にあって、絶対的なエース・東洋美人。
「東洋美人611」(純米吟醸規格)
1800ml・3990円
720ml・2100円
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